虚実融解映画『誰がハマーショルドを殺したか』感想文
なんだかまたえらいドキュメンタリー映画を観てしまった。これはなんと表現すればよいのだろう…俺の中ではハードボイルド武闘派ジャーナリスト落合信彦の陰謀ルポの実写映画版みたいな感じなのだが…!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんだかまたえらいドキュメンタリー映画を観てしまった。これはなんと表現すればよいのだろう…俺の中ではハードボイルド武闘派ジャーナリスト落合信彦の陰謀ルポの実写映画版みたいな感じなのだが…!
ポスターにどこどこのドキュメンタリー映画賞を受賞と書いてあったのでそういう映画のつもりで観に行ったらリアルが行方不明の神話っぷりに悶絶。なんだかすごいぞ。
殺人鬼の度を越した狼狽っぷりに笑いつつ俺も何らかの理由で殺人を犯す時はきっとこんな風になるだろうなと思えてまさしく「不安」な映画でした。怖い。
また秘宝に騙された! こんなもん全然怖くねぇじゃねぇかおい! 興味深いドラマではありましたがホラーを期待すると死ぬ!
エジソンの伝記映画と言われれば脊髄反射的にお勉強映画を想像するがそんな映画では全然なかったという衝撃。あえて言うなら映画版『帝都物語』のような…なんだかすごいぞ!
ホンカの家とか地獄底辺酒場のすばらしい汚美術、そこに集う面々の最高にきたならしいご尊顔、あまりにも欲望が直球かつチープなバカ妄想場面、酒飲みを狂気へ誘う酒瓶の音色。すべてがどうしようもなくて最高だった。
面白いか面白くないかで言えば面白かった。でもこの内容ならわざわざ手間掛けて記録映像に手加えるよりオリジナル作品として普通にフィクション映画で作っちゃえばよかったのにって思うし、フィクションの力ってそういうところにあるんじゃないすかねって風にも思いましたよ。
映画界きっての武闘派監督テリー・ギリアム! 今日もどこかで人々の顰蹙を買っているギリアム監督の出身、宗教、トラブル歴などをまとめてみました! うるせぇくたばれトレブロ構文!(その1)
先行上映だからかもしれないが本編前に監督ポン・ジュノ直々に「ネタバレしないでね」のメッセージを客に投げつける映像が入っていたのでここは作り手の意志を尊重して完全ネタバレなし仕様で感想。一言しか内容について書いてない。
1年分の映画悪口が出たので来年はどんな酷い映画を観てもあんま悪く言ったりしないと思います。