アメドリ映画『バイス』混乱感想
超スピードでチェイニー激動の半生を回顧。断片的なショットの多い情報の洪水の観。おもしろかったが観ている間も観終わった後も感想が分単位で変わってしまい安定しない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
超スピードでチェイニー激動の半生を回顧。断片的なショットの多い情報の洪水の観。おもしろかったが観ている間も観終わった後も感想が分単位で変わってしまい安定しない。
シュワ不在の『大脱出』なんてと思ったが、『大脱出』がシュワ×スタローンの夢の共演なら『大脱出2』はセガール×スタローンの影の共演。ついにセガールのフィールドに降りてきたスタローンの漢気に泣け!
映画ってこんな風に作るのかーの連続。視覚障害のドキュメンタリーと思ったが初めて映画を作る人のドキュメンタリーだった。映画作り、面白いけどめっちゃ面倒臭い。マジで面倒臭い。
軽いサスペンスとユーモアと嫌味のないささやかなロマンスとあと社会正義。巧みなストーリーテリングは円熟の域だ。いや面白かった、面白かった。でも難しいなぁと思いましたね、なんか。
遊園地、見世物(サーカス)、フリークス、孤独な悪役、色の乱舞、チャイルディッシュな悪意の発露…バートン映画的な要素がいっぱい。バートンこれで完全復活だ。
やっぱり一番の王子は岩田剛典だ。優勝は写真出演の剛典くんです。内容は観るホストクラブでした。
おどろおどろしいムード系と見せかけて結構『グレイブ・エンカウンターズ』みたいな絶叫系。こわくてよかったです。
観ていて脳裏をよぎったのは去年の『ザ・プレデター』だったが『ザ・プレデター』の5倍くらいバカなのに5倍くらい面白くなかった。シリーズ未見。
超おもしろかった。監督ミミ・レダー、俺の認識では先例主義により『アルマゲドン』の二番煎じみたいな隕石映画を撮った人でしかなかったが、これからは『ビリーブ』を撮った人ということにしよう。
いや面白かったすねぇ。一筋縄ではいかない芯の太い力作。批評性と娯楽性の両立というのはこういう映画に対して言われる言葉だろう。