人生いろいろヤクザいろいろ映画『無頼』感想文
ポスターなどからはなにやらスケールのでけぇバイオレントなヤクザ群像劇を想像するが意外にも叙情的な東映実録風味のヤクザ一代記。よかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ポスターなどからはなにやらスケールのでけぇバイオレントなヤクザ群像劇を想像するが意外にも叙情的な東映実録風味のヤクザ一代記。よかったです。
完成度は高いと思うが基本的に面白くない『ソラリス』のアンサー的映画。
どこか遠くへ行っていた人がしばらくぶりに家族の下に帰ってきたらなんかおかしくなっていた譚のミニマリスト版。苦々しいコメディでよかったです。
親切なロシア料理店と言われても死ぬほど寝ているのでどう親切かよくわからないのだがまあなんかたぶん人生って大変だよね的な映画だと思います。
この内山拓也という監督の前作が『ヴァニタス』というタイトルを持つのは偶然なのかそれとも狙ったところなのかは不明だが言い得て妙だなと思う。『佐々木、イン、マイ、マイン』もまたオトコノコ世界のヴァニタスであった。
面白かったんですけどなんか切なかったんですよ、こういう昔は当たり前にあったような瑕疵のある人間たちの出てくる風刺喜劇が今は新鮮に映る時代なんだなぁっていう。
キャプションのタイトルを考えながら絵の美しさを愛でるだけのアレゴリー活人画展覧会と見えて、その背景を考えるとちょっと感慨深いものがあった。
知的障害ありASD者に固有の社会生活の困難を具体的に描きつつも普遍的な人間群像になってるところが素晴らしい。名作。
フェミニズム映画でもあるが普通の抑圧の映画でもあったのでフェミニズムとか興味ない人でもあるある的に観れるのでは。あぁよかったねで終わらせない良い映画。
リアリズムのタッチで撮られているが全編モノクロなのでなんだかユーモラスな寓話感が出る。描かれる出来事は凄惨と言うほかないが…。