銃乱射体感映画『ウトヤ島、7月22日』感想文
これはこれで体感映画としてそこそこおもしろかったんですけどやっぱ同題材のポール・グリーングラス監督作『7月22日』の判断は正しかったなぁってなったので微妙に比較しつつ感想。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
これはこれで体感映画としてそこそこおもしろかったんですけどやっぱ同題材のポール・グリーングラス監督作『7月22日』の判断は正しかったなぁってなったので微妙に比較しつつ感想。
よくできた映画ではまったくないと思うが移動都市のポストポストモダンな見てくれ同様ゴツゴツした魅力を放つ怪作として楽しめた。
原作の『銃夢』は読んだことがなかったので『FFⅦ』のミッドガルとかゴールドソーサーのモデルはこれだったのかぁと感慨があった。
率直に言って出演アイドルたちのフェミニンな存在感とかグループアイドル的な関係性には全然乗れなかったが、終末ゾンビ映画として超乗れた。
CGのマチエールでキャラクターのみならずドラマを作り上げていけるぐらいの水準に今のCGは達してるんだなっていうところに面白いを通り越して感動を覚えたりした神話系映画。
物語を語るとか俳優を撮るとか電車を撮るとか、そういう一つ一つをどれも蔑ろにしないですごい丁寧にやってる映画って感じで面白かったですがタイトル長ぇ。
ダークな展開でどぎつい場面も多かったが最終的には爽やか映画。おもしろかった。
タネ明かしの内容より仕方に驚愕な原作・島田荘司の青春ミステリー。おもしろかったが真面目な人は怒る可能性がある。
トムがどこまで出来るかって話じゃないですよ。僕たちがトムにどこまで着いていけるかって話ですよ。僕は30分ぐらいで脱落しました。
寒冷地仕様のシンプル展開の中にネイティブ・アメリカン居留地の抱える問題を凝縮、アメリカの中の異国からアメリカを炙り出すの超おもしれぇと思いました。かっこいい銃撃戦もあるし。