愛せる映画『今さら言えない小さな秘密』感想文
好き。良い。めちゃくちゃ面白いとか超やべぇとかじゃなくて好きと良い。シンプルに好きになれる良い映画。敵を作らないやさしいおとぎ話の世界。殺伐とした世の中だからこういう映画に出会うと嬉しくなってしまうな。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
好き。良い。めちゃくちゃ面白いとか超やべぇとかじゃなくて好きと良い。シンプルに好きになれる良い映画。敵を作らないやさしいおとぎ話の世界。殺伐とした世の中だからこういう映画に出会うと嬉しくなってしまうな。
なんだか昔のフジテレビでやってた三谷幸喜脚本のテレビドラマっぽい。1クール10話の総集編という感じ。気楽に見れるが批判は鋭利。おもしろかったなぁ。
オチでびっくり的な映画ではないというか、最初の最初で既にどんなお話かということは過剰なくらいに明かしてしまっているので、それをわかった上で所々に配されたアレゴリーやジョークを読み解いて楽しむ『不思議の国のアリス』タイプの与太話映画だったように思う。
ここ一年ぐらいで製作本数が激減した気がするキラキラ映画の新作はどうせキラキラブームが終わるんならこっちから壊してやらぁ! と言わんばかりの破壊的キラキラコメディでした。大満足。
マンソンもの映画として観ると肩透かし感ありますがタランティーノの変態性が滲み出ていておもしろかったです。
『二ノ国』って映画になるほど人気のあるゲームなんだなぁと思って観ていたら製作にレベルファイブが入っていて日野晃博が脚本まで書いていたことがエンドロールで発覚、レベルファイブのバブルっぷりにおどろきの一切ないおどろきのオチよりもおどろいてしまった。
吉田鋼太郎の魅力たっぷり。沢村一樹の身体は最強。「愛されるよりも愛したい、マジで!」みたいな台詞にイラっとこない人なら大丈夫。きっと大丈夫。
金のない人間はゾンビよりも凶暴凶悪。こわくてたのしい人でなし田舎ホラーでした。
暇と性欲を持て余したティーン男子どもがお隣に引っ越してきた吸血鬼と戦う『フライトハウス』のシリアルキラー版だと思っていたので全然シリアルしない展開に肩透かしが半端なかったがそういう人こそむしろ観たらいい映画。
サンチョの声がケンドーコバヤシなのですがケンドーコバヤシを演じるケンドーコバヤシにしか聞こえないので逆にサンチョの顔がきれいなジャイアンならぬきれいなケンドーコバヤシに見えてきてしまった感想文。