天才デタラメ映画『私がモテてどうすんだ』感想文
カワイイ男の子とカワイイ女の子とダンスさえありゃ他は全部デタラメでも映画は出来る! 映画ってこんなデタラメで良いんだと感動さえ覚える一本だった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
カワイイ男の子とカワイイ女の子とダンスさえありゃ他は全部デタラメでも映画は出来る! 映画ってこんなデタラメで良いんだと感動さえ覚える一本だった。
超定型的なハリウッド・ファミリー映画だからこそ光る細部の原作オマージュや小ネタの数々。なんだかとてもセガらしい万人向けのいぶし銀ゲーム映画だった。
際どい系の映画と思わせて安心安全、お子様とご一緒にとはさすがに言いにくいが下ネタは大量にあってもエロのない、なんと言いますが大丈夫な映画でした。あと主役の3人組はずっとカワイイとってもカワイイ。
1エピソード概ね30分の短尺、内容的にもシンプルかつめちゃくちゃ直球なので頭を使わなくてたいへん気楽、スナック感覚で消費できる良SFドラマ。
ヒーロー映画的な面白さとしては普通、とにかく普通としか言いようがないのだが、面白さとは別に好感を抱くポイントが多い映画でした。
ホストと土方とヤンキーとヤクザ。ダンスとケンカとヤンキーアクション。隙あらば飛び出すシャンパンコール。愛と仁義と下剋上。コミカルに演出しているとはいえ話がVシネなので前作劇場版のようにキラキラポップな観るアッパードラッグ映画ではないが、今回も唯一無二のEXILEスタイルの映画でしたな。
まぁ、ざわついていたね、上映後の場内。『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』ぐらい明かりが点いてからざわついていたね。これは事件ですよ。
ジャンクアートな美術も力強い色使いも素晴らしいしノイジーで繊細なサウンドトラックだって素晴らしい。あぁ、映画はこれでいいんだ。これが映画なんだ。なんでもないシーンでも泣いてしまうよ、こういう映画は。
映画界きっての武闘派監督テリー・ギリアム! 今日もどこかで人々の顰蹙を買っているギリアム監督の出身、宗教、トラブル歴などをまとめてみました! うるせぇくたばれトレブロ構文!(その3)
火薬量はまったくまったく物足りないが映像はかっこいいし安易な人死にには笑わされるしローレンスには和まされる、そしてスミスの若作りに泣かされたりもするたのしい映画だった。